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ハイリスクな株式ファンドか?ローリスクなバランスファンドか?

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「つみたてNISA」において、

  • ハイリスクな株式ファンドを選ぶか
  • ローリスクなバランスファンドを選ぶか

は「究極の選択」だと筆者は考えています。

先日、つみたてNISAを始めた筆者知人が、「投資する商品を選んだ」と言っていたので、話を聞いたところ、ローリスクなバランスファンドを選んだとのことでした。

ハイリスクな株式ファンドか?ローリスクなバランスファンドか?

あなたはどちらが良いと思いますか?

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この問題が「究極の選択」である理由

これは両者の商品的特徴に依存します。

株式ファンドは日々の値動きが大きいがもっとも儲かる可能性が高い

例えば、ニッセイ外国株式インデックスファンドのような株式ファンドを選択すると、

  • 明日、あさっての値動きはかなり大きなものになることが予想されます
  • ただし、10年20年という単位で見れば、元本割れの可能性は低くなります

といった特徴を持っています。

言い換えると、

  • 投資をはじめて数年ぐらいは、値動きが大きいために、落ち着かない生活を送る可能性がある
  • しかし、長い目で見ると、最も儲かる商品は株式100%で運用される商品である

といえます。

例えば、ある経済評論家(仮にY氏としますw)が、バランスファンドへの投資を推奨しないのは、後者の「長い目で見ると、最も儲かる商品は株式100%で運用される商品である」を重視しているためです。

iDeCoやNISAのようなリターンに対する税制優遇がある口座には、内外の株式のような期待リターンの高い資産を集中するほうが有利であり、バランスファンドに投資してしまうと税制優遇のメリットを最大限に使うことができない。
初心者向きはウソ。バランスファンドの7つの注意点 | トウシル

しかし、全ての人がそこまで合理性を追求できるわけではないので、実際に株式100%で運用し続けるのは難しいケースも出てきます。

例えば、2018年2月の日経平均株価の4%の下落を見て、「つみたてNISA」を始めたばかりの個人投資家は恐怖や不安を感じたかもしれません。

そういう人にとっては、株式100%のポートフォリオは感情的に難しいといえます。

最終的には最も儲かる可能性があるが、それには特に投資を始めた数年のリスクの大きさに耐える必要がある

それが、株式100%で運用されるインデックスファンドの特徴です。

バランスファンドは日々の値動きが小さいが節税策の恩恵も小さい

一方、世界経済インデックスファンドやeMAXIS slim 8資産均等型に代表されるバランスファンドは、

  • 明日、あさっての値動きは小さめになる
  • ただし、10年20年という単位で見ても、大して儲からない可能性がある

といった特徴を持っています。

言い換えると、

  • 値動きが小さいので、初心者にとっては運用しやすい
  • しかし、長い目で見ると、20年もかけて運用した甲斐がないかもしれない

といえます。

国内債券の教科書的ではない事情

しかも、バランスファンドはある程度の比率で国内債券に投資を行っています

この国内債券は、日銀の金融緩和の影響で大幅な高値が続いており、正直これ以上値が上がらないところまできています(債券利回りと債券価格は反比例なので、利回りがゼロということは、価格はめっちゃ高いということです)。

そのため、今バランスファンドを買うということは、将来ポートフォリオの一部分が値下がりすることが約束された状態で商品を購入するのと同じなのです。

ストレートに言うと、将来損をするかもしれない。

よく、ローリスクな運用をするならば国内債券を買いましょうと言われますが、この教科書的な処方が通用しないのが2018年の国内相場なのです。

ここまでまとめると

  • 株式100%の比率で運用すると、最大限節税に利用できる可能性がある一方で、日々の値動きにびくびくする可能性もある
  • バランスファンドを選ぶと、節税幅は小さい可能性。しかも、ポートフォリオの一部は将来値下がりする可能性を持っている

ただの「株式ファンドかバランスファンドか」だけならまだ良かったと思います。

今回は、「バランスファンドの国内債券部分は将来やばいよ」と約束されているところが困ったところです。

株式ファンドとバランスファンドのどちらを選ぶべきか

リスク許容度を考えよう

結局のところ、「株式ファンドとバランスファンドのどちらを選ぶべきか」は個人のリスク許容度に依存する話になります。

上述のとおり、全ての人が経済合理性を追求できるわけではないので、人によっては株式ファンドを買ってビクビクするよりも、バランスファンドを買ったほうが幸せになれる可能性があると思うのです。

  • その商品を購入して、仕事が手に付かないような状況にならないか
  • 夜も眠れずに、投資のことばかり考えていないか

ちゃんとした生活ができないなら、それはリスク許容度を超えた商品を扱っていると、体がシグナルを発していますよね。

バランスファンドを選ぶ際の方策①:国内債券比率の低いものを

バランスファンドを選ぶ際に、1つの方策は、国内債券比率の低いものを選ぶ手があります。

例えばEUでも中央銀行が債券購入にともなう金融緩和を行ったものの、すでに縮小段階に入っています。

アメリカ国債も最近は金利上昇が続いており、同時に債券価格の下落が進んでいます。

つまり、「どちらも日本ほどは市場が歪んでいない」ということを言いたいです。

なお、具体的な商品例を挙げると、「たわらノーロード バランス(標準型)」などは悪くないと思います。

ただ、マイナーすぎてお金が集まっていないのが問題なのですが。。。

バランスファンドを選ぶ際の方策②:為替ヘッジつきの商品を

野村インデックスファンド・内外7資産バランス・為替ヘッジ型」のように、為替ヘッジつきの商品を選ぶ手があります。

この商品は、最近の信託報酬の引き下げ競争からは外れているので、ベストバイではありません。

しかし、為替ヘッジを使ってリスクを引き下げているため、国内債券比率を低く抑えたまま、全体の価格変動リスクを押さえている特徴を持っています。

まとめ

  • 株式100%の比率で運用すると、最大限節税に利用できる可能性がある一方で、日々の値動きにびくびくする可能性もある
  • バランスファンドを選ぶと、節税幅は小さい可能性。しかも、ポートフォリオの一部は将来値下がりする可能性を持っている
  • あなたのリスク許容度を振り返り、商品を選んでみよう。バランスファンドを選ぶ際には、国内債券比率を抑えたものや為替ヘッジつきの商品を選ぶ手も

ちなみに筆者の話を書くと、初めて投資に手を出したとき、2万円の損失で昼ごはんが喉を通らなくなりました。

一方、最近は1日で5万円ぐらい時価が動いても我慢できるようになりました。

何が言いたいか、というと、リスク許容度は経験やあなたの状況とともに変わる、ということです。

そういう意味で、まずは少額で買ってみて、少しずつ投資額を増やしながら、リスク許容度も高めていくのも1つの手です。

そもそも「つみたてNISA」って毎月積み立てなので、最初は少額での投資になりますしね。

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